ビールの注ぎ方。 〜アジールはビールの注ぎ方にもこだわっています。〜

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ビールの注ぎ方。 〜アジールはビールの注ぎ方にもこだわっています。〜

2020/06/24

荻窪でビールが1番美味しい 

隠れ家ビールバー

ビアバーアジールです。

 

前回、ビールサーバーの手入れの話を

ブログで書きました。

今日は注ぎ方。

 

今から書く事はお手入れバッチリなビールサーバーで、というのが

大前提です。

 

ビールを注ぐのにはまずガス圧があります。

ガス圧が弱いと注ぎ口から出てきません。

適性なガス圧でないと泡だらけのビールが出てきます。

 

気温によるところが多くて、暑い季節はガス圧を高めに、

寒い季節は少し弱めに設定します。

メーカー指定の数値もありますけど、

アジールではそれを踏まえて経験値でその日に最適なガス圧を設定しています。

 

ビールが詰まった樽も大事です。

理想は樽を冷蔵庫に入れたままサーバーと繋げるのが1番です。

スペース的に難しい場合は保冷バックに樽を入れ、四隅を凍らした保冷剤で冷やす

事をすすめます。

アジールはスペース的に後者です。

 

基本的にビールがサーバーを通る時に冷やされるのですが、

あらかじ樽自体を冷やしておく方がより効果的です。

 

グラスを凍らせるのはナンセンスです。

グラスの内側に氷がついていると注ぐ時に

ビールがぶつかり上手に注げません。

 

真夏の暑い時にキンキンに凍らせたジョッキで飲むビールも

美味しいですけどね。

ビールが冷えすぎるとビール自体の香がたたなくなり、

本来の風味を楽しめません。

喉越し重視でキレだけの薄いビールであれば

氷点下だろうと関係ないのかもしれませんね。

もしグラスを凍らせたいのであれば、

注ぐ時にグラスの中を流水ですすいでから注ぐ方が良いでしょう。

 

それではサーバーからグラスにビールを注ぎましょう。

 

注ぎ口部分には前に注いだ時のビールがたまっています。

当然そこには炭酸の入ったビールが溜まっているわけで、

炭酸が抜けて言ってるビールがたまっているんです。

 

それを捨ててからグラスに注ぎましょう。

もったいないですけど、美味しくないし、

上手に注げません。

よくお店でジョッキを真横に傾けて注ぎ口をグラスにくっつけて注いでるのを

見た事ありませんか?

あれはたまったビールが入った為に泡だらけになってしまってるからです。

 

よくビールを注ぐ時にグラスを45度に傾けて、、、

なんて書かれていたりしますが、

傾け過ぎです。

ほんの少し傾けるだけで大丈夫です。

 

ビールをグラスに注ぐ時、

グラスの底に近い側面にビールをぶつけて注ぎます。

するとそのビールが底にあたり、グラスの中でビールが回るんです。

ビールを回しながら注ぐのがポイントです。

 

ビールの注ぎ方には1度ツギ、2度ツギ、3度ツギなど

流派があります。

3度ツギなどは出来上がった時に泡がボッコリさせたい時にそうします。

これはこれで正しいですけど、時間がかかりますし、

後述する泡に関して個人的に意見があります。

 

1度ツギは1番技術が必要です。

何回注いでも同じ高さの泡になるように注ぐ技術がいります。

老舗ビアホールはこのやり方です。

ちなみに僕はそこ出身ですけど、アジールではやっていません。

これをできるようなビール環境ではないからです。

やろうと思えばできますけど、アジールのビールではオススメしません。

 

そして、1番主流な2度ツギです。

アジールではこれを採用しています。

 

先ほどの注ぎ方をおさらいすると、

最初のビールを捨て、グラスは傾け過ぎず、ビールを回しながら注ぐ。

注ぎ終わってサーバーを閉じる時、チョロチョロとビールが垂れてきます。

それも美味しくないビールなのでサーバーを閉じたら、チョロチョロがグラスに

入らないようにグラスを引いて下さい。

 

そして、多少の泡ができると思いますけど、

これは全部捨てます。

どうやって捨てるかというと、サーバーを前に押してクリーミーな泡をだします。

その時にクリーミーな泡が注いだ時にできた泡を持ち上げてくれます。

 

便宜上、悪い泡と言いますけど、

その悪い泡をバースプーンや専用のスパチュラで切って、

表面の泡がクリーミーであれば大成功。

 

1番いけない泡はブクブクと気泡が出てる泡です。

俗に蟹泡といわれています。

これは本当によくないです。唇に触れた時の感触もそうですし、

泡がすぐなくなります。

 

クリーミーな泡と悪い泡の違いがわからないかもしれない。

なんて事はありません。

見れば一目瞭然です。

同じ白い泡でも色が違いますので、

クリーミーな泡が満たされるまでこぼれようが泡を出してください。

 

最後にこぼれて濡れた部分を消毒されたタオルやクロスで拭き取って

出来上がりです。

 

アジールは常にこれをやってビールを、提供しています。

 

美味しいビールがさらに美味しくなります。

 

ビアサーバーの注ぎ方を書きましたが、

お家でイエノミの際にも応用できます。

 

不明な点があれば教えますよ。

イエノミも注ぎ方で本当に変わりますから。

 

このようにビアバーアジールのビールは

注がれています。

 

ビールはカクテルやウイスキーとは異なり、

意外と軽視されがちなんですけど、

それぞれに意味のある事を正しくやれば

見違えるほど美味しいビールになるんです。

 

僕が注いでいるのを見に来て下さい。

そして、イエノミの参考にどうぞ。

 

以上、

ビールに命をかけてるマスターが

注ぐ、美味しいビールが、飲めるバー

ビアバーアジールでした。

 

 

 

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