アジール栄養講座その② 〜アミノ酸とは?〜
2021/07/28
今回はアミノ酸とは何か?
という話をしていきます。
人間の身体の60%は水分です。
残りの40%はタンパク質、脂質がほとんどで、ミネラル、糖質も
若干含まれます。
髪の毛も爪もお肌も内臓も筋肉もタンパク質です。
骨の中の髄もタンパク質です。
脂質の割合が多ければ、肥満と呼ばれたりします。
ですので、タンパク質が人間の身体を形成するのには欠かせません。
ではタンパク質ってなんだろう?と、なりますね。
人間の体は食べた物で出来上がっているという話をしました。
ではタンパク質の食べ物とはどんな物があるでしょう?
肉、魚、卵、豆、乳製品。
大きくこの5種類がタンパク質の食べ物です。
これらを食べて、筋肉を作り、皮膚等を作っていきます。
とても大事な栄養素です。
タンパク質を食べてからどのように身体を形成していくのか?
そのメカニズムをお話します。
まずは5種類のタンパク質の食べ物を顕微鏡で覗けば、
細胞一つ一つがきっちりとくっついています。
おしくらまんじゅう状態、満員電車をイメージして下さい。
これを食べると少しずつ消化されていきます。
消化していく過程で、きっちりとくっついていた細胞がゆっくりと
離れていって手を繋いでいるのが見えるようになります。
おしくらまんじゅう状態からフォークダンスのように手を繋いでいるのを
イメージしてみて下さい。
これが「ペプチド」という状態です。
さらに消化は進みます。
すると繋いでいた手を離して、細胞一つ一つがバラバラになります。
これがアミノ酸です。
肉魚等を食べても消化されアミノ酸の状態になって、
はじめて栄養として身体に吸収されていきます。
ではその吸収までの速さですが、
食事からタンパク質をとって体内でアミノ酸となり吸収されるまで
だいたい90分から2時間かかります。
ところが最初からアミノ酸の状態の物を体内に入れると、
30分で栄養として吸収されていきます。
この吸収速度が補食のポイントとなります。
余談ですけど、タンパク質は英語で「PROTEIN」と言います。
食事が大前提というのは変わりませんが、
場合によっては補食、サプリメントでしか効果が現れないタイミングというのが出てきます。
タンパク質=アミノ酸であるという事。
タンパク質が栄養吸収されるまでに90分〜2時間かかる事、
アミノ酸を食べると栄養吸収されるまでに30分かかる事。
これを抑えておいて下さい。
今回はこれまで。