アジール栄養講座その⑨〜正しい水分補強〜
2021/08/04
暑いです!
ニュースでも熱中症予防としてこまめな水分補給を心掛けるようにと
訴えてますね。
確かに猛暑での水分補給は最重要です。
実際熱中症で搬送される人も多いのは確かです。
ただ、夏場の猛暑日は飲めと言われる前に自然と飲みたくなるものです。
時節柄怖いのはマスクです。
吐く息がマスク内でこもるので、普段より渇きを感じずにいる間に
気づくと脱水状態になり熱中症になるパターンがありますので注意して下さい。
その延長で冬場は水分補給を夏場以上に気をかけて下さい。
汗もかきにくいので水分補給する意識が夏場よりも下がります。
案外冬場に脱水症状になるケースが多いのです。
いずれにしても水分補給は重要です。
僕が学生の頃は飲むな!というのが当たり前でしたが、
今は違います。積極的に水分補給していきましょう。
それにしても、当時よく倒れなかったなと思います。
水分補給もアミノ酸や糖質同様、吸収がポイントになります。
吸収されて始めて水分補給になります。
吸収が遅い水分であれば飲んだ時の潤いこそあれ、
身体的に水分補給されてない状態というのも存在します。
お腹にチャポチャポしてるだけの状態の事です。
運動をしたり、暑い時の水分補給にスポーツドリンクを飲む事も
あると思います。
スポーツドリンクには大きく分けて2種類あります。
アイソトニックとハイポトニックです。
前者は体内水分より浸透圧が高いのでゆっくりと吸収されていきます。
後者は浸透圧が低いので吸収が早いです。
また、水分意外の補給にもスポーツドリンクは最適です。
糖質もスポーツドリンクから摂る事ができます。
その⑥で話した通り、デキストリンが効果的ですが、
市販のスポーツドリンクでデキストリンオンリーの物は見たことがありません。
あったとしても相当高額になりそうです。
なので現実的にはスポーツドリンクは果糖配合の物がいいでしょう。
まとめるとスポーツドリンクで水分補給する時には、
ハイポトニックで果糖の物という事になります。
アイソトニックかハイポトニックかは市販の物でもそれを売り文句にしてる
事が多いので選びやすいと思います。
使われてる糖質も裏側を読めばわかります。
これからビアバーのマスターらしからぬ事を話します。
ちなみに分かっているとは思いますが、ビールは水分ではありませんw
コーヒーやお茶も水分補給には適しません。
利尿作用があるので飲んだ分以上に尿として排出されてしまうからです。
社会人の皆さんに向けての話ですね。
気持ちは分かります。
ジムでトレーニングして汗を流して、ジムの風呂やサウナに入って
さっぱりとした後、帰宅途中に冷たいビール飲んだら最高ですよね!
1番美味しいタイミングじゃないでしょうか?
ビアバーとしてはそういうタイミングでうちのビールを飲みに来てもらえるのはありがたいですけど、今回のブログシリーズ的には最適ではありません。
百歩譲ったとしたら充分に水分補給をした後で、
ビアバーに行きビールを飲んで下さいw
以上、9回に渡ったアジール栄養講座はいかがでしたか?
なるべく日常に沿った現実的な話に合わせてイメージしやすく
書いてきたつもりでいます。
本来ならば、エビデンスとなる客観的なデータや、
図解と共に説明すればより一層理解が深まるのですけど、
なんせブログなので。
ビアバーアジールは飲食店ですが、
栄養講座ブログを読んで、是非ともうちの部活動で子供達に聞かせたいとか、
社会人スポーツサークルとして聞きたいとか、トレーナーとして勉強したい等ございましたら、HPのメールにお問い合わせ下さい。
ブログでは広く伝えている内容も部活、サークルの競技に合わせたよりイメージしやすい講座になると思います。
興味がごさいましたらご一報下さい。