タコス始めました。 〜荻窪のアジールで気分はメキシコ!〜
2023/05/02
荻窪のくつろぎビール屋さん
アジールからブログをお届けします。
GWですね。
お客さんの話を聞いてると
結構旅行に行くみたいですね。
そりゃ数年ひきこもりな休暇が多かったですし、
どんどん日常に戻って来ましたね。
遅過ぎるくらいです。
さてさて、
そんなGW中の週替わりメニューですけども、、、。
【タコス】です。
意外とやってませんでした。
以前にお客さんからも聞いた事があって、
「荻窪にはタコスがない。」との事でした。
たしかに「荻窪 タコス」で検索しても隣町のお店しか出て来ませんでした。
試しにやってみましょうという事で、やる事にしました。
僕にはメキシコに兄弟同然のメキシコ人がいまして、
20年来、僕も家族の様にお付き合いしてます。
なんならブラザーの娘2人の名付け親にもなりました。
そんなメキシコのママと連絡を取り合いまして、
ママのレシピや妹分のレシピ、地元の名店の写真やレシピを教わってました。
みなさんタコスと言って真っ先に思い描く絵はどんなでしょう?
きっとこんな感じじゃないですか?
どうです?
イメージ通りでしたか?
ところがこれはタコスの様でタコスでないと言いますか、
いわゆるこれはTEXMEXというやつでして。
簡単に言うとアメリカで作られてるアメリカ人向けのタコスなんです。
寿司で言うところのカリフォルニアロールみたいなもんなんです。
メキシコのママから教わったタコスにはチーズもなければレタスもありません。
基本ポークがメインですが、チキンだったりビーフだったり、内臓だったり
結構肉々しい感じなんです。
その中でも王道の「カルニータス」という種類のタコスをまずは作る事にしました。
豚肉をラードや、スパイスで揚げ煮するタコスです。
ママとのやり取りの中で、日本では入手困難な食材も当然でてきて、
完全再現できたとしても、ホームパーティーならいいんでしょうけど、
アジールはお店ですから、現実的な路線に多少アレンジを加える事となりました。
限りなく本場に近いですけど、TEXMEXならぬ、JAPMEXかもしれませんね。
色々と試行錯誤してました。
そんなこんなで実は先週から試作品として、少し作ってました。
SNSご覧の方はご存知で中には試作を食べたなんて方もいるのでは?
それでは試作の過程をば。
スパイスでマリネした豚肉です。
こんな感じでコトコト煮込んでいきます。
ホロッホロのプリップリに煮込んだポークを
バラすとこんな感じになります。
これがカルニータスです。
ママから聞いた注意点を忠実に守って作りました。
メキシコでも専門店でなく家庭で作る場合は
日本の家庭と同様に代用的な調理方法が各家庭あるそうで、
案外それが役に立ちました。
トルティーヤに関しては、
コーントルティーヤが本格的ですが、
大人の事情でフラワートルティーヤにしてます。
この先コーントルティーヤを手作りしても面白そうですけど、
まずは、と言った感じで。
カルニータスにかけるソースは2種類ご用意します。
サルサメヒカーナとサルサヴェルデ。
要は赤いサルサソースと緑のサルサソースです。
上の写真ではヴェルデがかかってます。
これにライムを絞って一気にガブっと!
店での試作Ver1は概ね好評でした。
豚の油とは裏腹にサッパリとした味わいに仕上がりました。
家で試作してた時よりも上手くいきました。
火力のなせるワザというか、IHだとこうはいきませんでした。
Ver2ではサルサメヒカーナも作ってみました。
ちなみにメヒカーナもヴェルデも手作りです。
試作を試食したお客さんの意見や、試作してわかった問題点もありました。
お店では2個セットでご提供予定です。
こんな感じに。
間違いなく言えるのは、
ビールにめちゃくちゃ合う!という事ですね、
ガブリと一口!
そして一気にビールで流し込む!
お上品になんか食べてられないですよ!
少食で試作や仕込みの試食をいつも一口、一舐めで終わらせる僕ですら
パクパクいっちゃいました。
試作時点でアジールのタコスを食べたお客さんは
男女問わずこんな感じになってましたw
ええ顔やぁ〜。
このむさぼり、ガブリ付いてる感じ。
写真から味が伝わってきますね。
GW中アジールの新作自信作を食べにきてみては?
試作を踏まえた現時点での完全版が今週あります。
好評そうなら夏の間中、なんなら定番化も考えてます。
そしたら種類も増えるかも。
まずは新作「タコスカルニータス」をガージェリーで流し込みに来てくださいね。
ではでは。